健やかな子を育てるために 2

わたしが診ているある家族の例を紹介しましょう。


4人の子どものうち、第一子の長男は14ヶ月まで歩きませんでした。


平均よりやや遅いといったところです。


学校に行きだすと、その子は優秀な子になりました。


第二子と三子は11ヶ月で歩き始め、平均的な生徒になりました。


末の子が生まれると、親と兄弟姉妹が早く歩かせようとしたために、8ヶ月で立てるようになりました。


その子は学校で学習遅滞に悩んでいます。


最後に・・・


子どもが転んでケガをしたときは、泣き叫ぶままにしてやってほしいのです。


大声で泣くのは呼吸を安定させ、最大限の呼吸を確保するのに役立ちます。


5分から10分間なら、泣きじゃっくりをしていても心配はありません。


それをさせないと、からだがトラウマを固定してしまうおそれがあります。


なぐさめるのはいいですが、子どもの自然な呼吸を邪魔するようなことはしないでほしいのです。


・・・ろくな結果になりません。


健やかな子を育てるために

子どもはあまり早い時期に歩かせないほうがいいでしょう。


生後11ヶ月から12ヶ月頃で歩きはじめるのが普通ですが、これにも個人差があります。


ところが、少しでも早くから歩かせようとして、イスにつかまらせたり、テーブルの上で手をひいたりする親が多いです。


しかし、それはやめてほしいのです。


子どもには這うという発達段階を完了させる必要があります。


わたしの観察では、あまり早くから歩かされた子ども(「えらいわね」と親は言いますが)は、学校で学習困難に陥るおそれがあります。


人間のからだは一定の道筋をとおって発達するように出来ています。


歩行は単に脚にからだを支えるだけの力がつくというだけのものではありません。


発達の各段階で、神経系がしかるべく前進を遂げなければならないのです。


規則的な哺乳の重要性 2

わたしにいわせれば、神経系とはからだにとってのコンピュータ・プログラムのようなものです。


コンピュータは特定のキーを押し、特定のポイントをクリックすれば結果が出ます。


からだも、特定の行動をとれば神経系が決まった結果を出すのです。


親は自分の食パターンはもちろん、子どもの食パターンにもよく注意を払わなくてはなりません。


なにかを食べて、2~3分後にそれを吐き出す子どもは、親に重要なことを訴えています。


まだ言葉を知らない子どもは、吐き出す行為でしか何かがおかしいと訴えることが出来ないのです。


赤ん坊の患者を診ていて気になるのは、運動不足の子が多いということです。


なるべくベビーサークルの中に入れておこうとする親が多いということですね。


そうしないと、はいまわって部屋じゅうの家具を汚してしまうと、親は言います。


しかし、ソファが汚れるのも困りますが、子どもにとってははいまわることが必要なのです。


はいまわってこそ筋肉系の活動が刺激され、脳細胞が発達します。


ソファはまた買うことが出来るでしょう。


規則的な哺乳の重要性

子どもが生まれたら・・・


わたしの経験では、最初の3年がいちばん重要です。


とくに、食生活が決定的に重要な時期があるとすれば、最初の3年こそがその時期にあたります。


まずいえるのは規則的な哺乳の重要性です。


哺乳のスケジュールには一貫したパターンがなければなりません。


そのパターンがそのまま、その子の一生の生活パターンとして刻印されることになるからです。


長い目でみれば、それが子どもの健康全般を左右することにつながります。


からだには食べるもののタイプやタイミングのパターンを習慣化するという性質があります。


ですから、規則的な哺乳によって、健康を保証するようなからだのパターンをつくることが出来ます。


一定の時刻に一定の食べ物が入ってくると、神経系の化学反応が最高に機能するようなからだになるのです。


半端な時間にあわててサンドイッチを食べ、コーヒーをすするような生活をしている人は、いずれ病気になってくれと自分に頼んでいるようなものです。


転換期の悩み 4

ワトソンニ世が本格的組織改革に手をつけたのは、1956年6月、父の死のあとでした。


同じ年の11月、バージニア州ウィリアムスバーグに、100名を超える幹部職員が招集されました。


その3日間に及ぶ会議で、新しい組織がはじめて示されました。


それは、従来のワンマン経営の集権的職能部門制とは180度異なる、分権的事業部制でした。


このような新しい組織構造のもとで、父の影響力から解放されたワトソンニ世は、はじめて自らの地位を確立することができました。


そればかりでなく、新しく形成された技術者集団と伝統的な営業マン集団は、起こりつつあった技術革新に立ち向かうために融合し、協力したのです。


事実、技術革新は急速で、新たにトランジスタが真空管に代替すると、コンピューターの発展は第一世代から第二世代へと移行しつつありました。

転換期の悩み 3

第一に、1949年から学術用として開発しつつあったコンピューター、IBM701を一般ビジネス用に切り替える必要がありました。


第二にこの700シリーズが市場に出るまでの間、電気式と電子式の中間の600シリーズで顧客をつないでおくことでした。


幸いにこのコンピューターへの転換はうまくいきました。


1955年からは704と705が登場する一方では、600シリーズのコンピューター650が爆発的な人気を呼びました。


この結果、IBMはレミントン・ランドの優位を逆転させることができました。


このようなすばやい戦略転換を可能にするためには、IBM持ち前の資金力と営業陣の層の厚さが物を言いましたが、同時に技術力の急速な拡充によるところが大きかった。


しかし、これらを統合してその力を発揮させるためには、新しい組織が必要でした。


ですが、老ワトソンの目の黒いうちは、彼のワンマン体制に手を触れることはできませんでした。


なにしろ彼の机には、30本ぐらいの電話線が引かれていたといいます。

転換期の悩み 2

強力な営業陣に任せれば、商売は成り立っていました。


これに対し、コンピューターの時代は、なお深い霧のなかにあったし、またそれだけに、高度な科学技術のみがその未来を開く鍵であることは明らかでした。


こうして父と子の間の心の葛藤は、日を追って激しくなっていきました。


そのころ、ちょうど朝鮮戦争が起こりました。


第二次大戦のときと同じように国家に奉公しなければと考えたワトソンは、長男にききました。


「どうしたらご奉公できると思うかね」。


息子は心中「しめた」と思ったにちがいありません。


しかし彼は慎重に一応調査を行った上で、「軍部ではコンピューターを必要としていますよ」と復命しました。


レミントン・ランドに明らかに2年のおくれをとっているIBMは、一刻も早く、このおくれを取り戻さなければなりませんでした。

転換期の悩み

「レミントン・ランドとUNIVACは、この結論に決断を下し、競争に飛び出したのである・・・。」


もちろん、この間にIBMが眠りこんでいたわけではなかったのです。


しかし、新しい機械1ーコンピューターが登場しても、古い機械ー電気的計算機をこれに簡単に取り替えるわけにはいかない事情がありました。


まだ在来のカード・パンチ式機械で儲かっていましたから、まだ海のものとも山のものともわからないコンピューターの開発には、稀代のセールスマンといわれる老ワトソンは関心がなかったし、同社の強力な営業陣も反対でした。


しかし、息子のワトソンの方は若いだけに、次第にコンピューターの将来性について認識が深まるにしたがい、これに傾倒するようになっていました。


それとともに、彼はだんだんいても立ってもいられない気持ちが強くなりました。


機械もさることながら、コンピューターの開発には多くの科学者や技術者が必要だったからです。


父の時代には技術者は、せいぜい40人ぐらいで事が足りました。

インテリアの基本とは 2

もし皆さんが、家を建てようと考えはじめたとき、いちばん最初に何をなさいますか?


本屋さんに飛んで行って本を買いあさったり、住宅展示場に行ってカタログをたくさん集めてきたりするのが一般的です。


今は、情報化時代ですからカタログ類はふんだんにあり、パソコン等を使えば、集めるのに苦労しません。


・・・ですけれども、集めたところでストップしてしまう。


つまり、それを整理することができないのです。


"整理できない"とはどういうことかと言いますと、皆さんがご自分の生活を把握していないということです。


自分がどういう生活をしたいのか、家族がどう望んでいるのかということが、わかっているようで意外とわかっていないのです。


ですから私たちは、インテリアプランをする前には必ずチェックリストをつくり、ご自分の生活をよく知るところから始めていただいています。


かくれん棒や家具など、あらかじめ欲しいものを書き出しておくのです。


インテリアの基本とは

音というのは、直接人間の感性にうったえる非常に重要な要素です。


音楽、アート、それに昨今では、音と映像が組み合わされた情報機器も多くなっています。


これらの音やかくれん棒などの光、情報をインテリア空間ではどのようにコントロールするかというのも重要なことです。


基本的には、外部の騒音は室内に入れない、室内の音は外部に出さないといった配慮のなかで音を楽しんでいただきたいと思います。


色で大事なのは、全体の調和、ハーモニーです。


基調はアースカラー、日本の伝統色、ゆとり・健康・広がりをイメージするような色合いで調和をとるように心掛け、ご自身の色を見つけて下さい。


このように"光・香・音・色"という4つの切り口からインテリアを考え、居心地のよい暮らし方をしませんか、というのが"光・香・音・色"の生活提案で"人間の五感にやさしい住まいづくり"が大切ということ・・・


それに人の心をいかにゆたかに育てるかがインテリアの基本であると思います。


これは住まいづくり、街づくり、都市づくりにも共通しますし、ひいては地球規模での環境保全にもつながっていくのではないでしょうか。

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